2021年6月25日

オリジナル・カート

投稿者: 片原
こんにちは~。
21年前からオリジナルECカートを作ったりしていた片原です。



今、実は念願のオリジナル・カートを作っている最中です。

ECサイトを真剣に運営している方は、一度は感じたことあると思うんですが、
なかなか丁度良いカートシステムって無いんですよね~。

手段として考えられるのは、大雑把に分けるとこんな感じです。
(1)モール出店
(2)ASPカート
(3)CMSを使用したオリジナルECサイト


ECサイトに使用するカートって、とても重要で、
その目的に応じてご提案を変えます。


(1)モール出店

まず、モール出店について。

モール出店は利用目的がもっとも違います。
「顧客を集めること」 カートシステムと言うよりは、場所を求めている感じですね。

しかし、私の知る限り、楽天のカートは凄く進化しています。
2000年当時と比べると凄く使いやすくなっていて、
もちろんアマゾンやヤフーも追随していると思います。
集客力は半端なく、広告も充実していて、
効果は絶大です。
ただ、プランにより月額費用も違ってきますし、売れた分のマージンを支払います。

本気で売上を伸ばしたい人は、自社サイトも持ちながら、
各モールへも出店すべきと考えます。


(2)ASPカート

次に、ASPカートです。
ASPカートは、下品な言葉でいうとピンキリです。
用途やECに対する本気度に合わせて、
様々なASPがあります。
たとえば、
・BASE
・STORES
・カラーミー
・おちゃのこネット
・メイクショップ
・フューチャーショップ

等々、他にも沢山あります。
昔はSSLも高価でしたし、月々(もしくは毎年)自前でSSLを払う思いをしたら、
カート部分だけこういったASPを使う方が手っ取り早かったです。


(3)CMSを使用したオリジナルECサイト

そして、CMSを使用したオリジナルECサイトです。

CMSパッケージとして売られているものもあると思います。
オープンソースとしてフリーで出されている
・EC-CUBE
・ZenCart
・WelCart(WordPress)

等々、他にも沢山あります。
オープンソースで手っ取り早くて使いやすいです。
そのような背景から、オリジナルのECサイトといえば、
EC-CUBEに頼ってきました。
なんせEC-CUBEは国産ECサイト用オープンソース。

しかし昨今、EC-CUBEはカスタマイズという視点においては、
徐々に使いづらくなっていて、デザインのカスタマイズはできるけど、
オリジナルの他システムとの連携というと極端にしづらくなってます。

やはりオープンソースなだけに、セキュリティホールは見つけられやすく、
そのぶん同じソースコードを使っていると解ると脆弱となってしまいます。

なので、オリジナル・カートを作っているのです。


いわゆる、フルスクラッチというやつですw
ホント大変だけど、
その分、自分の思うように作れますし、楽しいです。


21年前に初めてオリジナル・カートを作ったときは、Perlだったな~。
今はほぼ使わなくなったけど。
当時はまだphpもあまり使える言語ではなくて、
java scriptもかなり古典的でした。
あの時も、お客様の買いやすさを前提に考えてて、
当時お客様より
「楽天市場より買いやすい」
とお褒め戴いた事もありました。

楽しかったな~。( ̄_ ̄トオイメ


あなたも、自社のサイトのカート、
ホントに自社の商材とお客様に合ってるカートなのか。
自問自答してみると良いと思います。

弊社も色々やってきました。
例えば、B to Bのショッピングカート。
案外これも自前でやるとなると選択肢が無いんですよね~。

オリジナルの画像を埋め込んだオリジナル商品を作って決済するECサイト。
これはお客様の要望で現場のオペレーションが一番やりやすい方向でカスタマイズした案件と、
他ASPとAPIで連携するもの等胃様々経験してきました。



オリジナル・カートを自作できるとか、
そんな最終手段をとる事も出来るWEB制作会社、案外少ないと思うんですよ。
特に田舎には。
ぜひぜひ、なにかお困りの事や相談したいことがあれば、
グランテストまでお問い合わせください。