2021年3月11日

震災から10年、逆行する地方創生

投稿者: 片原
あれから10年、、、そう、あの悲惨な震災から10年経ちました。

自然の前では人間などはちっぽけで、本当に無力だと改めて感じたあの日。

正直、震災時は誰もが無力。

どんなにお金持ちでも、

どんなに頭が良くても、

どんなに運動神経が良くても、

どんなに上質な音楽を奏でられても、

その瞬間、災難を逃れることはできない。

スーパー堤防も、何の役にも立たなかった。

自然の前では、人間は等しく無力だと思ったのは昨日の事のようです。

しかし、数日経てば、できることは違ってくる。

力のある人から順番に、生きる勇気や希望を与えることが出来る。

数日経っても、

数ヶ月経っても、

相変わらず無力感に苛まれ、悔しい思いをしたのを今でも憶えています。

そういう意味では、

今も相変わらず無力なままです。

無力だった自分達と、今もなお無力な自分達。

震災は、考えを深めるきっかけになりました。

3.11は謙虚にそこへ回顧できる良い日であります。

私達は災害国家に住む国民です。

マクロの視点からすると、

しっかり、普通に暮らせる人は普通に暮らすことで、経済を回し、

他人の給与を創出することこそが、シンプルに助け合いなんだと。

気付くことができました。

自粛なんて無意味です。

一緒に沈没してはダメなんです。

結局「自分の出来る事を普通にする」ということでした。

そして、地方創生こそが、助け合いに繋がるのだと気付きました。

One for all, All for one!

の精神です。

恐らく太古の昔からその助け合いの精神で

日本人は成り立っていたのだと確信しています。

もっと思いを馳せると、

東京に一極集中しすぎて、

首都直下型地震で壊滅したら我が国は終わります。

しかし残念なことに、私が学生の頃と比べても東京一極集中です。

あの頃はまだ関西も元気でしたし、

高松も色々な大企業の支社支店が出来て発展していました。

公務員は低賃金の見本みたいに言われていたものです。

ところが今は、支社支店の統廃合が進んで、

地方創生とは逆行していると思います。

何も無ければ、東京に集中した方が合理的ですもんね。

グランテストも東京や大阪で商売した方がいいんじゃないか、

そんな意見もありました。

もちろん、受注を受けることはありましたが、

出て行くことをしませんでした。

なぜなら、若松が起業した当初からグランテストのテーマは「地域密着」だったからです。

これは負け惜しみではありません。

いや、負け惜しみと捉えたいなら

「どうぞご自由に」と言うべきでしょうか。

経済全体が活性化することを願っていますし、

地元が元気になることを願っています。

そのためには、

グランテストがお付き合いする企業様一社一社が、

店舗様一店舗一店舗が、

集客できて、

売れて元気になって、

良いお付き合いが出来る事を心から願っています。

そのために、

社内会議ではよくケンカになります。

それはオーナー様の好みであって、

その会社のお客様の好みではないのではないか?

という点で議論になるのです。

オーナー様の好みに合わせると仕事は簡単です。

時短にも繋がります。

しかし、それでは不十分だと思っているのです。

グランテストが何かを作る以上、

流行らなければ意味がない。

その手助けが出来なければ意味が無いのです。

その行動こそが、地方創生であり、

復興に向けた行動であり、

国土強靱化の一端を担っているはず!

・・・と、将来的には確信を持って

そう思えるようにしたいと思っています。

(^_^;ゞ

地方から日本全体を元気に!!

地方から色々なものを流行らせられる、

「流行らせ屋」でありたい。

あれから10年、そんな思いを更に強めて

グランテストはこれからも日々精進して参ります。

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